太陽光パネルで発電した電気はパワーコンディショナへ送られます。
そのパワーコンディショナには「自立運転」という停電時でも電気を使うことができる機能が備わっています。
突然の災害により長期間停電となったときに、家で電気が使えれば安心できますよね。
携帯電話などの通信機器の充電、冷蔵庫や炊飯器を動かすこともできます。
ただし、無制限に電気が使えるというわけではなく、自立運転機能にはいくつかの条件もあります。
自立運転には以下の条件があります。
太陽光発電を電源としているので当たり前ではありますが、
雨の日や雲がかかっている時、夜間など発電量が十分でない時は使用することできません。
停電が発生すると、安全のため太陽光発電のシステムは自動停止します。その後、お客様自身で自立運転への切り替えを行うことで、発電した電気を使用することができます。
自立運転時は普段使用しているコンセントには電気は通っていません。パワコン本体にプラグを差し込む専用コンセントがあります。
離れている電化製品にも使用できるように長めの延長コードを準備しておくとよいでしょう。
どのメーカーでも自立運転で使える電力は1.5kWまでとなっています。
充電器や電気ポット、炊飯器、冷蔵庫、電子レンジ等は問題なく使用できることが多いようです。消費電力の合計が1.5kW以下であれば、複数の機器の同時使用も可能です。
一方で、洗濯機や掃除機、液晶テレビといった急な突入電流を発生させる機器は動作が不安定になります。また、デスクトップPCは突然電源が切れると故障する可能性があるので使用を控えたほうがよいでしょう。
切り替え方法はメーカーや機種によってことなります。
基本手順は以下の通りです。
(1)主電源ブレーカーをオフにする。
(2)太陽光発電ブレーカーをオフにする。
(3)自立運転スイッチをオンにする。
(4)自立運転用コンセントに各機器を接続する。
主なメーカーの切り替え方法は下記を参照ください。
(パネルとパワコンのメーカーは違うことがあります)
(機種ごとの詳しい操作方法は、お手元の取扱説明書をご確認ください)
---------------------
---------------------
---------------------
---------------------
---------------------
---------------------
自立運転は日の入りとともに自動的に停止しますが、翌日は自動的に運転開始しません。手動で自立運転を開始してください。
また、電気が復旧した際も手動で連系運転へ切り替える必要があります。
※環境省パンフレットもご参考にどうぞ